骨盤は二足歩行をする人間の体を支える大きな骨になります。上半身の中心で姿勢の要となる脊柱を受けて、足の太ももに当たる大腿骨にしっかりと体重がかかるように伝達する役目を持っています。蝶が羽根を広げたような左右対称の形をしていて、実際には5種類の骨が一体化して出来上がった集合体です。女性は出産時に胎児が通るため骨盤中央の孔が丸く、男性の場合は三角形をしています。女性の骨盤は成長によって出産に適した構造に転換します。このように一体化した骨とは言え、ある程度動きがあるため生活によって歪んで来ることもあります。体の中心となる骨の重さを受け止める骨なのでちょっとした歪みでも生活に支障が出るおそれがあります。違和感を感じたら悪化しないうちに骨盤矯正をした方が安心です。

骨盤が歪むことによって生じる影響

骨盤が歪むと体全体のバランスが崩れることで姿勢が悪くなり骨や筋肉に大きな負担をかけることになります。そのため肩こり、腰痛、頭痛などのトラブルに悩まされるようになります。姿勢の歪みは片側に荷重がかかることもあり片足に負担をかける恐れもあります。また、骨盤のゆがみは下腹部の内臓を圧迫することで機能を低下させ、動きを悪くする原因になるため便秘などの症状に悩まされる場合があります。老廃物が体内に溜まることで肌荒れや余分な脂肪がたまりやすくなるなどの美容の面でも悪影響があります。女性の場合は特に注意が必要です。骨盤の近くにある子宮や卵巣に影響することで不妊症や女性ホルモンの分泌のバランスが崩れます。結果として生理不順になったり、生理痛が酷くなることに悩まされます。

歪んでしまった場合の骨盤矯正の方法

まずは骨盤がどのように歪んでいるかを確認する必要があります。歪みといっても左右の傾きや前後の傾き、ねじれなどさまざまです。本来ある位置に戻すことが目的なので歪みの程度、方向などが分かってから矯正してその効果を確認することが重要です。矯正は整体で施術を受けるのが効果的ですが、自分である程度行うことができます。骨盤周辺の筋肉の不均衡がリセットされることが矯正の目的です。床に足を揃えて伸ばして座り、上半身を直立して骨盤を左右交互に前にずらしていきます。ある程度進んだら今度は後ろ向きに同じように進みます。あとは骨盤を大きく回す方法です。フラフープを回すよう左右同じ回数で行います。このように左右均等に骨盤を動かすことで少しずつバランスを戻していきます。